WindowsCEユーザー、Linux体験記1

Linuxを始めた頃を思い出して書いてみる。
それは、某パソコン雑誌の付録で付いていたWindows風にカスタマイズされたKNOPPIXとの出会いから始まった。
私は当時自分のパソコンを持っていなくて、
W-ZERO3等に搭載されているOSであるWindowsMobileの前身であるWindowsCE2.11/Handheld3.0のPDAでHTMLを打ってインターネットごっこして遊んでいた。
インターネットが出来なかったのだ。
なのでパソコン雑誌を購入しては紙面越しにネットのコミュニティの情報等を見て楽しんでいたのだ。
そんなあるときその雑誌の付録になっていたそのCDはなんとインストールなしで使えるOSだというではないか!
私は母親のパソコンにCDを入れてこっそりインターネットする日々がしばらく続いた。(※本当はイケないことです、止めましょう!)
もちろんバレて叱られたりもしたがちょくちょく繰り替えした。
そして時が経ち私は高校に入りノートパソコンを買ってもらえることになった。
当時の自分の中での高性能なパソコンはCPUが500MHz以上というかなり時代遅れな認識だった(父親のパソコンが古かったのもある)ので型遅れなCeleronM1.46GHzのノートで大喜びしていたのを覚えている。
そしてWindowsだけの状態でしばらくイジった後、そのKNOPPIXのことを思いだしノートのHDDをパーティション分けしてそのKNOPPIXを入れた。
たしか、Linuxにもなれておけばそのうち何か役に立つかもしれないって思ったのが理由だった筈。
しかし、HDDにインストールされたKNOPPIXはログインできなかった。
もしかしてカスタマイズバージョンだからイケないのか?と思い、本家KNOPPIXや古いバージョンを入れてもダメだった。
KNOPPIXの元になったDebian(当時はおそらく4.0 etch)も入れてみたが音が出なかった。
それからいくつかかのLinuxを試して、そして私の第一の常用LinuxになったのがUBUNTU 7.10だった。
この頃のUBUNTUはまだDebianと同じくらいの重さだったと思う(今はUBUNTUDebianより重い)
始めてUBUNTUのログインの音を聞いたときは感動したことを覚えている。
UBUNTU 7.10の世話焼きなシステムはLinux素人の自分でも使えるようなとても居心地のいいシステムだった。
それから半年と少しくらいWindowsUBUNTUが共存してたと思う。
 
つづく